USBによる通信方法

PoE対応WebAPIセンサはUSB(仮想COMポート利用)によりPCとHTTPリクエスト/レスポンスをやり取りできます。

必要なもの

  • 製品本体
  • microUSBケーブル
  • PC

USBドライバのインストール

USB通信機能を利用する場合、FTDI社のVCPドライバが必要となります。
※最近のOSの場合、基本的には製品とPCをUSB接続すると自動的にドライバがインストールされるため以下の手動インストール作業は不要です。

インストールされない場合、下記のFTDI社のサイトからドライバをダウンロードしインストールしてください。
https://www.ftdichip.com/Drivers/VCP.htm
Windowsの場合、上記リンク先ページ内の表のComments列の"setup executable"からダウンロードできるファイルを使用すると容易にインストールできます。

USBシリアル通信の設定

ボーレート 115200 bps
データビット 7 bit
パリティ even
ストップビット 1 bit
フロー制御 無し

HTTPリクエストメッセージのサンプル

以下からHTTPリクエストメッセージが記載されたテキストファイルをダウンロードできます。 ファイルをUSB通信でPoE対応WebAPIセンサに送信することで情報のやり取りが可能です。
※以下のサンプルは一例です。その他リソースの詳細は API仕様を参照してください。

全製品共通

PoE対応 WebAPI K型熱電対アンプ

TeraTermによるUSB通信の方法(Windows)

Windows用ターミナルソフト「TeraTerm」を用いてPoE対応WebAPIセンサとUSB通信を行う方法を説明します。

  1. TeraTermのダウンロード
    TeraTermのダウンロードページからTeraTermの最新バージョンをダウンロードします。

  2. TeraTermで製品と接続する

    1. TeraTermを起動し、PoE対応WebAPIセンサを接続しているCOMポート番号を選択します。
      ※以下の画像の例では製品をポート COM43に接続しています
    2. シリアルポートの設定を行います。 メニューから"設定"→"シリアルポート"を選択します。
    3. 以下の画像のようにシリアルポートの設定を行い、“現在の接続を再設定"ボタンを押します。
    4. ファイル送信設定を行います。
      メニューから"設定"→"端末"を選択します。
    5. 以下の画像のように改行コードの設定を行い、“OK"ボタンを押します。
      • 受信:AUTO
      • 送信:CR+LF
  3. HTTPリクエストを送信する

    1. こちらからダウンロードしたファイルなどをTeraTermにドラッグアンドドロップします。
    2. “ファイル送信(ファイルの内容を貼り付け)“のラジオボタンを選択、“バイナリ"のチェックボックスを外し、“OK"ボタンを押します。
    3. ファイルが送信され、HTTPレスポンスがTeraTerm上に表示されます。